よく晴れた日には永遠がみたい

低く暮らして飢えるようでなければ良し。

よりかからず

権力や権威に寄りそって、

偉そうに一端のことをいう輩が多い。

だから、茨木のり子の

この詩のような潔さが私は好きだ。


もはや

できあいの思想には寄りかかりたくない

もはや

できあいの宗教には寄りかかりたくない

もはや

できあいの学問には寄りかかりたくない

もはや

いかなる権威にも寄りかかりたくない

ながく生きて

心底学んだのはそれくらい

じぶんの二本足のみで立っていて

なに不都合のことやある

寄りかかるとすればそれは

椅子の背もたれだけ


 ベランダから眺めた昨夜の月  19:55


  20:29

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